インターネット環境と有料老人ホーム
有料老人ホームでの入居者向けインターネット環境の整備が進んでいます。国内でインターネットが普及し始めて既に四半世紀以上が経ち、身近にインターネット環境があった世代が入居者の中でも増えていることが背景にあります。
Wi-Fi環境完備ホームも増加傾向
自宅でもパソコンを使って調べ物をしたりショッピングを楽しんだり、最近では「Amazonプライム」や「ネットフリックス」などの動画配信サービスに加入して映画や音楽、スポーツ観戦を楽しむ高齢者も増えています。
街へ出て買い物に行かなくても、調べ物をするのに図書館に行かなくても、家に居ながらにして買い物や調べ物ができてしまうのですからインターネット環境は高齢者の生活環境を大きく変えたのではないかと思います。
今までも有料老人ホーム居室内でインターネット環境を望まれる方は個別に業者と契約を結ぶことで利用は可能でしたが、最近では入居者向けのfreeWi-Fiを完備するホームが増えてきました。
これはご本人がパソコンなどをご自身で使うケースだけではなく、たとえばご家族が来訪時にタブレットで「こないだの孫の卒園式の動画」などを見せるのに使ったり、それこそAmazonプライムビデオが閲覧可能な設定をしたタブレットをご本人様用にプレゼントしたり…と入居者ご本人が希望しての利用以外でもさまざまな活用ができます。
有料老人ホームを選ぶときに「Wi-Fi環境が整っているか」も比較項目の中に入れて探してみるのも良いかもしれません。
今に有料老人ホームでの生活を生配信する「入居者ユーチューバー」が出現するかもしれませんね。もういらっしゃるかもしれませんが。