将来の備えのためのご相談 | 有料老人ホーム、高齢者・シニア向け住宅を探すなら、紹介センターウィルホームコンサルプラザ


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ウィルホームコンサルプラザのブログ

2025.04.03

将来の備えのためのご相談

将来のご相談は結構多い

 

将来に備えて老人ホームに関する資料を集め、気になったところには見学にも行って情報をまとめておきたい。そんなご相談が私たちウィルホームコンサルプラザには結構あります。このような「備え」目的のご相談も大歓迎であることを、常日頃から紹介元となるケアマネジャーさんや地域包括支援センターの職員さんにお伝えしているからかもしれません。

いつお世話になるかはわからないし、ひょっとしたら老人ホームにはお世話にならずに生涯自宅で過ごせるかもしれないけれど…という今はお元気なご本人様からのご相談ですね。

いざ身体がいうことをきかなくなったり、認知症などで判断能力が心もとなくなってから慌てて探すのは、子どもたちにも迷惑が掛かるという背景もあるようです。

今回の記事ではこういった「将来への備え」をどのように進めたらよいか、まとめてみました。

 

まずは費用から

 

現在の資産と年金などの収入を踏まえて、まずは費用面から検討していくことになります。

日々のご生活を年金等の収入で賄えるようであれば預貯金には手を付けずに済みますが、預貯金を取り崩しながらご生活されている方であれば、いざ入居…という時期には現在より預貯金は目減りしていることになります。

 

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75歳の今は2,000万円の預貯金があるけれど、いざ老人ホームに入ろうと考えた時期が20年後の95歳時点だったとしたら、預貯金は尽きているかもしれません。お金の出し入れの動きをまずは大まかにでもつかんでおくと良いと思います。

また月々の費用を計算するときには、ホームページや料金表などに載っている「月額利用料」のほかにどんな費用が掛かるのかを把握しておく必要があります。

月額利用料は、家賃・管理費(共益費)・3食の食費で主に構成されており、ホームによっては居室の水光熱費は別途使用量に応じて実費とするところもあります。このほかにかかる費用としては、

〇介護費用
最もお金のかかる要介護5の方で26,000円~30,000円
(自己負担割合1割の場合)

〇医療費・薬代
医療費というと外来受診や入院など「けがや病気をしたとき」を想像されるかもしれませんが、ホームに入居するとそのホームのかかりつけ医による定期的な「訪問診療」が入ります。

月2回の訪問診療+24時間体制連絡がつく体制という内容で、後期高齢者医療保険の負担割合が1割の方で月3,000円~4,000円+薬代といったところでしょうか。

〇おむつなどの消耗品費
よく使われる方で月に10,000円~15,000円ほどかかります。意外と馬鹿になりません。このおむつ類については、市区町村ごとに補助を設けている自治体もあります。各自治体ごとに補助対象や補助内容が異なりますのでお住まいの自治体のおむつ補助対応については確認しておくと良いと思います。

よくご相談者様には、最もお金のかかる要介護5になられたときで、月額利用料に+5~7万円足した金額を目安にしてくださいとお伝えしています。
(介護保険・医療保険ともに自己負担割合1割の方の場合)

 

ホームに求めるものは「今」とは違う

費用面におおよその目途がついたら、具体的に候補先を検討していくこととなりますが、入る時期は立って座って歩いて食べてが不自由なくできる「今」ではありません。

立てなくなり、歩けなくなり、食事にも介助が必要になったとき、このホームは自分に何をどこまでサポートしてくれるんだろう…という視点が必要になります。

どうしても元気な「今」の目線でホームを評価しがちで、また「介護が必要になったときの自分」というのは想像しづらいものですが、見学のときには入居者さんの様子やその介助をする職員さんの動きや言動にも注目してください。

 

空室状況は参考程度に

 

「今」入るわけではないので「今」居室が空いている必要はないわけです。ただ居室を見学できると入居後の生活イメージがわきやすく、また自宅から持ち込める荷物の量などもおおよそ把握できます。見学時に空き居室があるようなら予約の際にその旨も合わせてお伝えすると良いでしょう。ホームによっては面積や設備の異なる複数の居室タイプを持っていることもあります。

ご予算にもよりますが、いくつかの居室タイプがあり、それぞれ空室があるようなら見せていただくと良いと思います。

逆に今空室があるホームでも、入ろうとしたタイミングで空きがあるかどうかはわかりません。仮に満室だったとしても興味があるホームは見学候補先から外さないのがお勧めです。

 

要介護になったときに初めて必要になるもの

二本の足だけで歩くことができなくなったら、杖や歩行器、場合によっては車いすが必要になるかもしれません。

介護付有料老人ホームの場合、車いすなどの福祉用具には介護保険が使えず、原則は自費でレンタルまたは購入が必要となります。原則、としたのはホームにより

・車いすについては一般的な機能・サイズのものに限り無償貸与
・ホーム備品在庫があれば無償貸与
・車いすはホーム負担で用意

…とホームの厚意で無償貸与してくれるところもあるのです。自分の足で歩けているときは「将来歩けなくなって車いすが必要になるかもしれない」ことに考えが及ばない方も多いと思いますが、いずれにしても「必要になったときの車いすの取り扱い」は確認しておくと良いでしょう。

 

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ちなみに自費で車いすをレンタルすると、一般的なもので月5,000円~8,000円くらいかかります。

また前述の「おむつ等の消耗品費」もお元気な時は必要になることがイメージしづらいもののひとつですね。

 

いつ入るか

「85歳になったら」「要介護認定を受けて要介護○○以上になったら」「認知症の診断を受けた」などなど入ろうとされる時期は人によって違うと思います。以前承ったご相談の事例では「普通自動車免許の期限が来春切れたとき」という方もおられました。

入居を具体的に考える時期は人それぞれとしても、それまでにしておかなくてはいけないことがあります。

〇自宅の荷物の整理
介護を必要とする方を主な入居対象とするホームでは、居室は18㎡前後のコンパクトな造りになっているところが多く、当然自宅にある荷物のうちかなりの量は処分が必要になります。

身体の自由が利かなくなってからではなかなか骨の折れる作業になります。見学時にみた居室の広さをイメージしながら「入居時に持って行くものリスト」はざっとでも作っておかれると良いと思います。

〇ご家族との協議
入居にあたってはどこのホームでも身元引受人・保証人を定めることとしています。身元引受人はご入居後の入院手続きや手術の「する・しない」等の判断など主にお身体に関する窓口、保証人の方は月々の費用の支払いに滞りがあったときに「払ってください」とホームから連絡を受ける人で、兼任可としているところが多いです。

主に息子様や娘様、最近ではお孫さんや甥御様・姪御様も増えてきましたが要するにご家族のどなたかに依頼するケースが大半です。

ホーム入居の話を共有していないと、いざというときに「そんな話は聞いていない」「いきなり言われても困る」「そもそもそのホームで本当に良いのか」などややこしい事態になることも想定されます。

身元引受人・保証人を託そうとしているご家族には、自身の意向をきちんと伝え、しかるべき時の協力を事前にきちんと依頼しておきましょう。「(要介護状態になったとき)はいるホームはココ」と決めた先が見つかっているときは、ご家族にも一緒に再度見学に行ってもらい、情報を共有しておくとなお安心ですね。

なおお身内に該当する方がおられない方の場合は、身元保証を家族に代わって行う身元保証会社があります。費用は会社によってさまざま異なりますので複数の事業者をあたってみると良いでしょう。

 

まとめ

 

将来に備えていろいろ備えてきたけれど、結果的に老人ホームのお世話になることなく生涯を終えることができた…ならそれが一番良いでしょう。ただ「要介護になって身の回りのアレコレにお手伝いが必要になった自分」というのはあまり考えて楽しいものではありませんし、介護が必要になったらその時に考えよう、とどうしても後回しにしてしまいがちです。

結果、病気やケガでの入院を経て要介護状態となり、在宅での生活が困難になって初めて老人ホームという選択肢が出てくることになります。その時点は自身での見学は難しくなっており、息子さんや娘さんに見学に行ってもらい、当の本人が終の住処となるそのホームを初めて見るのは入居日当日…ということも少なくないのです。人生の最晩年を過ごす大事な場所をそんな段取りで決めてしまうのは少し寂しいと思いませんか。

入る入らないは二の次、入らないですんだならそれもまた良し、将来に備えてホームのことを知るだけ知っておくかというご相談をウィルホームコンサルプラザでは大歓迎で承っております。

入居者をホームに紹介することで手数料収入を得る私たち紹介センター側から見れば「入るか入らないかわからない方」を敬遠するところもあるようですが、私たちは決してそのようなことをいたしません。どうぞお気軽にお問い合わせください!