神奈川県藤沢市、小田急江ノ島線の「長後」駅からバスに乗って、社会福祉法人富士白苑の運営する特別養護老人ホーム（特養）「藤沢富士白苑」さんを見学してきました！

私たちは普段、有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅（サ高住）などへのご案内が多く、相談員として個人的に見学をしたことは過去にいくつかありましたが、特養にご相談者をお連れしたことは、今までに一度もありませんでした。

皆さんも耳にされたことがあるかもしれませんが、とにかく「特養」といえば「待機」というくらいなかなか入れない施設で、特養側からしても紹介センターから入所者の紹介を受ける必要がなく、紹介されても満室（＋膨大な数の待機）では受け入れも難しかったからです。（最近は場所によって、比較的入りやすい特養も出てきているようです）

今回の見学は「藤沢富士白苑」さんが来月7月から20室分をショートステイとして活用されることになったことで案内をいただいたことによるものです。

施設は特養として140室、ほかに今回活用を開始するショートステイ居室が20室で計160室の規模です。早速、生活支援課長の平本様にご案内いただきました。

共用スペースに何やら見慣れないものが置いてあったので伺ってみたのですが、リハビリ器具だそうです。藤沢富士白苑では、機能訓練スタッフは作業療法士（OT）2名と柔道整復師1名の体制で、1名は常勤、2名も非常勤ながら出勤されているとのことです。特養でここまでリハビリに注力しているイメージがありませんでしたので、正直少し驚きました。

また廊下にはパチンコ台とスロット台も置いてありました。電源を入れるとちゃんと音も出るそうで本格的です。（もちろん大当たりになっても景品には換えられませんが）

居室も見せていただきました。下の画像はショートステイ用の居室ですが、広さ（15㎡）は本入所用の居室と変わりません。画像に写っているカーテンやエアコン、介護用のベッドのほか、クローゼットと床頭台もホームの備品として標準で装備されています。TVについてはショートステイ用の居室では無償で貸与されるそうです！

普段、有料老人ホームの居室で見慣れている設備としてはトイレがなく、共用のものをご利用いただくことになりますが、１５㎡の広さを有効に使えるよう造られていました。本入所用の居室も、ショートステイ用の居室も仕様は同じです。

場所は小田急線「長後」駅が最寄り駅。駅前から本数も出ているバス便が便利です。29泊30日の介護保険を利用したショートステイと、１日分の自費ショートステイを組み合わせたカタチで「要支援1」以上※の方から利用ができ、費用は要介護度に応じて14万円台～16万円台となっています。なおこの費用の中には、おむつ（やリハビリパンツ）代も含まれています。

※原則「要介護３以上」としているのは特別養護老人ホームへの「本入所」の場合です。

例えば入院先の病院の退院日と、入居予定先ホームの受け入れ可能日までの間に少し日がある場合など、つなぎ目的でご利用したいなどといったご相談も可能だそうです。

お近くの方も、そうでない方もご関心をお持ちになられた方はぜひ、ウィルホームコンサルプラザまでお気軽にご相談ください！特別養護老人ホームへの見学にも同行する紹介センターは、恐らく多くはないはずです。