重要事項説明書の「読み方」講座(1) 重要事項説明書とは
重要事項説明書をご存知でしょうか。
運営事業者の概要やサービスの内容、入居時・入居後の費用、職員の配置や入居者の現況など文字どおり「重要な事項」について記した書類で、どのホームでも必ず書面で用意したものがあります。
入居契約の締結の際には、この重要事項説明書を書面にて交付し、内容をしっかり説明することが事業者には義務付けられていますが、入居を前提としなくても交付は受けられます。パンフレットなどの資料をホームに請求するときに合わせて重要事項説明書も同封してくださいと伝えれば、受け取ることができるものです。
この重要事項説明書は、運営会社によって自由にデザインすることのできるパンフレットやホームページと違い、都道府県によって項目や内容などに若干の差異はあるものの、ほぼ全国共通の書式が用いられていますから、複数のホーム間の比較、特に運営会社の異なるホーム同士の比較をするのにとても役立ちます。
ただ何ページにもわたって細かい文字で書かれた書類で、初めてご覧になる方は少し読むのに戸惑われることもあるのではないかと思い、今シリーズでは次回以降、何回かに分けて重要事項説明書の「読み方」を解説していきたいと思います。
今回のまとめ
・重要事項説明書は文字どおり重要な事項を説明した大事な書類です
・入居契約の際は内容の説明が事業者に義務付けられています
・入居前提でないと交付されないものではありません。パンフレットなど資料請求の際に同送してもらいましょう
次回からは実際に重要事項説明書のページを開き、項目について解説してまいります。どうぞお楽しみに!