平成18年7月に新築で開設された介護付有料老人ホームです。8年以上が経過しましたが、館内は清潔を保っており、それほどの年月が経っていることを感じさせませんでした。

3階建の建物は、1階に食堂・厨房や浴室など共用設備をまとめた設計で、居室は2・3階に15室づつ計30室の小規模なホームです。

 

 

介護付有料老人ホームでは、入居者3人に対し介護・看護職員（直接処遇職員）を1名以上（3：1）配置することとなっていますが、この紀水苑東久留米では基準を上回る2.5：1の手厚い職員体制で入居者のケアにあたっています。加えて居室階は2・3階の2フロアですから、手厚い人員を2フロアに振り分けることができます。

また多くの有料老人ホームでは週に2回となっている介助・介護つきの入浴もこちらでは週3回実施されており、小規模ホームのメリットが活かされています。メリットといえば、館内に掲示されていた今月の予定表に「お誕生日会」がいくつも並んでいました。通常のホームでは月に1回、その月に生まれた方の誕生会を行うことが多いのですが、こちらではお一人づつ、実際の誕生日に誕生会を実施しているそうです。

館内を見学していて廊下やエレベータ内にかわいらしい作品をいくつも見かけました。ホーム近くの「おちあい幼稚園」の園児さんのもので、深く親しい交流を感じさせるものでした。有料老人ホームと地域とのコミュニケーションは、事業者のオープンな姿勢や、透明性の高い経営理念をも表わすものだと思います。ホームでの生活はホーム内だけで完結するものではないのですから。

 

このほか、ホーム敷地内（別棟）には協力医療機関でもある東久留米クリニックが隣接しています。同クリニックでは内科のほか透析科を持っており、日常の定期的な訪問診療のほか、人工透析を必要とされる方にも安心してご入居いただくことができます。

昨日の訪問時の時点で数室の空きがあるとのことでしたので、入居金0円での入居をご希望の方や透析を必要とされる方、駅から徒歩圏内のホームをお探しの方などご興味がありましたらぜひお気軽にウィルホームコンサルプラザまでお問い合わせください。

（訪問日：2014年11月12日）